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土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線
〜山の中経由海のそば〜
 
高知県地図を開くと、左下の方に「宿毛」という地名があります。最初に見た時、何て読むか全くわらなかった。
しゅくげ?しゅくもう?やどけ?
こんなこと書いていたら地元の人に怒られちゃいますが。
正解は「すくも」。これは難読地名でしょ!
小さい時に地図でこの字を見たとき、ものすごく遥か遠い地のような感じがして、すごく興味を持ったのを覚えていたので、今回はこの「宿毛」を走る土佐くろしお鉄道を旅することに決定!
  土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線

土佐くろしお鉄道中村・宿毛線
1両編成の列車で出発!

くろしお1日フリー切符
お得な「くろしお1日フリーきっぷ」

宿毛駅から中村駅はトンネルが続く
宿毛駅から中村駅はトンネルが続く


高知県の窪川から宿毛を走る土佐くろしお鉄道は第3セクターの鉄道会社。
第3セクターって何?と思うかもしれないけど、簡単に言えば地元の企業や行政がお金を出し合って作った会社のこと。
昔むかし、旧国鉄が赤字で地方のローカル線を廃止にするとき、地元が廃止を反対することが多く、地元の企業や市町村が第3セクターとして鉄道会社を設立。旧国鉄時代の地方ローカル線のいくつかの路線はこの第3セクターの鉄道になって引き継がれている。

今回旅した土佐くろしお鉄道中村・宿毛線は、中村線は旧国鉄、宿毛線は建設中の路線を引き継いで、まず1988年4月1日に窪川〜中村間が開業。
宿毛駅まで土佐くろしお鉄道が開業したのは1997年10月1日。
約10年位前の話だが、地元の人にとっては待ちわびた開業というより、遅すぎた開業だったと思う。
時代は移動手段として車にシフトしてるし、人口も減少。追い討ちをかけるように2度の大きな追突事故。
なかなか経営も苦しいのではと感じてしまう。

そんな暗い話はおいといて、さっそく高架駅の宿毛駅から1両編成の列車に乗り込んで缶コーヒー片手に出発。
車内には僕を含めて5人くらいで、地元の人ばかりみたいな感じ。
用意した切符は宿毛駅の窓口で見つけた「くろしお1日フリー切符」(2000円)。
宿毛〜窪川間が自由に乗り降り出来るので、好きなときに気ままに乗り降りが出来る。

宿毛を出発し、次の東宿毛を出ると、長いトンネルと短いトンネルをいくつか越えて行く。
高架ばかり走るので少し味気ない。最近開業する鉄道は距離優先みたいなところがあって、できるだけ直線で最短距離で線路が敷かれていることが多いみたいで、トンネルや高架がものすごく多いのはちょっと残念。


中村の1つ手前の具同駅では大半の乗客が下車。よく見れば周りには大手チェーン店や100円ショップなどが建ち並んでいる。
おそらくこの付近が中村市の中心部なのかな?バイトらしき女の子も数人降りていった。

この路線の中心駅の中村駅で、宿毛ゆきの特急<あしずり>と行き違い。
で、ちょっと車両の外に立っていたら、今乗ってきた列車の扉が閉まった!!
「えっ!」
思わず声が出てしまった・・・。扉を開けてもらって再び車両の中へ。
しかし、扉を閉めた運転士さんに驚きです。あなたの目の前に立っていたじゃないですか・・・。俺が悪いのかな・・・?

中村駅を発車すると、ここからは旧国鉄中村線だったこともあり、先ほどまでとは違い市街地や海沿いを走るようになってくる。
土佐入野を過ぎると、車窓に広大な太平洋が見え隠れしてくる。
海が見えたと思ったら、トンネルへ。トンネルを抜ければ海が見えるという光景を繰り返していく。
よく見れば海は下の方に見えている。この路線はかなり高い位置を走っています。
途中には「海の王迎」という駅があったけど、海の王様を迎える駅??と1人で考えているうちに、終点の窪川駅に到着。

いつものように駅前をぶらり散歩。
太陽が出ていたので思ったより寒くなくて気持ちいい。
時おりそばを通り過ぎる車や、遠くから聞こえる車の音、すれ違っていく小学生たちの元気な声・・・。
「昔から時間が止まっているような町」
そんな言葉が似合うような町並みで、途中で足を止めてちょっと空気を吸う。
いつも旅に出て時間があれば足を止めて、その町の空気を味わっています。
なんだかその町の人になれた気分になれます。

車窓
中村駅を過ぎると車窓には海が見えてくる
(あいにく当日は今ひとつ)

窪川駅
窪川駅はこじんまりと建つ。

中村駅
中村駅で出会ったお2人。
どこに行くのか聞き忘れちゃいました。

女性車掌
後ろ姿もかっこいい!

そうそう土佐くろしお鉄道内を走る特急には女性車掌が乗務してます。
最近では女性車掌や女性運転士が活躍していて、珍しくもなくなったけど、やっぱり女性の車掌とか見ると、「かっこいい」と思ってしまいます。
これからも素敵な笑顔で乗客を運んで下さいね。
土佐くろしお鉄道
こんな列車も来ますよ。高知県ならでは。

土佐くろしお鉄道
http://www.tosakuro.co.jp/

文・写真 むねき


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